世界一広い湖と狭い湖

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湖は周囲を陸地で囲まれたくぼ地に水をたたえる水域のこと。沿岸植物の侵入できない深さで、水深5m以上のものを指します。

沼や池との違いはわりと曖昧です。沼は水深5m未満で枕水植物が繁栄しているもの、池は湖や沼より小さい人工的に作ったものを指します。定義はありますが、それが守られていないことも多く、分類上は池にあたるところが湖になっていることもあり。

それでは、世界一広い湖と狭い湖について見ていきましょう。

世界一広い湖

世界一広い湖はユーラシア大陸の中央アジアと東ヨーロッパの境界にある塩湖の「カスピ海」です。面積は374000km2で、日本の総面積(378000km2)より4000km2小さいだけ。

また、カスピ海が海なのか湖なのかは周辺国で論争になっていました。2018年にカスピ海の法的地位に関する協定が結ばれ、海と定義されています。

カスピ海を海としてカウントする場合は、北アメリカの五大湖のひとつである「スペリオル湖」が世界最大の湖です。

では、湖のランキングを1~10位まで見てみましょう。

湖名面積
カスピ海374000km2
スペリオル湖82367km2
ビクトリア湖68800km2
アラル海64100km2
ヒューロン湖59570km2
ミシガン湖58016km2
タンガニーカ湖32000km2
バイカル湖31500km2
グレートベア湖31153km2
グレートスレーブ湖28568km2

出典:理科年表

4位のアラル海はソ連時代に行った大規模な灌漑政策により、13900 km2まで縮小してしまっています。

また、日本最大の湖「琵琶湖」は669.3km2で世界ランキングは129位。

世界一狭い湖

湖の定義が甘く、世界一狭い湖は決まっていません。ちなみに、日本で一番狭い湖は長野県大町市にある「中綱湖」となっています。

また、自称世界一狭い湖として鹿児島県与論島の「鳩の湖」があります。

湖は定義がありますが、曖昧なのでこういうことが起きます。日本だけでもこうなので、世界を入れると世界一狭い湖はとてもじゃないけど決められないでしょう。

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