世界一長い川と短い川

多くの川は全貌が解明されていないため、川の長さ（全長）が変わることはよくあります。季節的な要因やダム建設などの人口的な要因、新しい源流の発見や海と川の境界線をどこにするかなど変わる理由は様々です。

また、ほとんどの場合、川の長さというのは最も長い一本の水の流れの長さを指します。

それでは、世界一長い川と短い川についてです。

世界一長い川

世界一長い川はアフリカ東部を南から北に流れるナイル川。エジプトやケニア、コンゴ共和国など10カ国を流れる巨大な川で、流域面積は1位ではなく5位。

川の長さを10位まで見ると以下の表のようになります。

出典：外務省「広報・パンフレット・刊行物」

※データは国立天文台「理科年表2021」によるもの

ちなみに、日本で一番長い信濃川は367kmでランク外。川は国をまたがって流れることも多く、島国である日本の川の長さには限界があります。

世界一短い川

世界一短い川は和歌山県東牟婁郡那智勝浦町を流れる二級河川のぶつぶつ川。気泡を伴って沸々と清水が湧き出る様子がこの川の名前の由来です。

そして、川の長さは13.5m。