ジャムは果実や果汁に含まれるペクチンに糖類と酸が作用し、ゼリー状に柔らかく固まることを利用した加工食品。砂糖が水分を抱え込んで離さないことを利用した保存食品でもあります。
日本でオーソドックスなジャムというといちごジャムですが、果物ならペクチンが少なめのブルーベリーや桃でもジャムを作ることが可能。野菜のジャムも登場していて、かなりの種類のジャムがあります。
それでは、世界一美味しいジャムとまずいジャムについて見ていきましょう。
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世界一美味しいジャム
世界一美味しいジャムはフランスの最優秀ジャム職人のフランシス・ミオ(Francis Miot)が作る「ミオジャム」です。1987年にフランス国家最優秀ジャム職人の称号を獲得し、1988年・1990年・1991年に世界ジャムコンテストで金賞を受賞しています。
世界ジャムコンテストは3回の金賞で殿堂入り。そして、2010年にはフランス大統領賞を受賞しています。
ジャムの王様やジャムの法王とも呼ばれ、世界一美味しいジャムをあげるなら「ミオジャム」といっていいでしょう。
ただし、味覚は人によりますし、精製した砂糖を一切使わないというこだわり製法なこともあって値段は高め。日本でも購入できますが、口コミ評価は良いもの悪いもの両方あります。
また、フランスで美味しいジャムといえば、クリスティーヌ・フェルベール(Christine Ferber)が作るジャムも有名です。ジャム(コンフィチュール)の妖精と称されています。
日本にも彼女のジャムのファンは多いです。
ちなみに、パティシエである彼女はチョコレートも販売しているので、気になる方はチェックしてみてください。
世界一まずいジャム
世界一まずいジャムはオーストラリアの「ベジマイト」です。酵母エキスや塩などを原材料に作られていて、分類は発酵食品ですが、世界一まずいジャムとして名が通ってしまっています。
酵母の独特な香りがあり、しょっぱいです。甘いという認識のジャムとして食べるとかなりまずく感じるでしょう。
風味を大事にする日本人にはあまり美味しくない食べ物ですが、オーストラリアでは国民食といってもいいほどの食べ物です。まずくて売れなければ生産中止になりますが、オーストラリアでは買収が2回あっても販売され続けています。ちなみに、年間2300万個も売れている人気商品です。(※2017年時点)