曲はダウンロードするのが主流になりましたが、それまで主流だったのがCD。CDの売上数はメディアでもよく取り上げられ、ニュースになるものもありました。CD売上数は特殊な販売方法をしない限りは、これから抜かれることはないでしょう。
また、CDはシングルCDとアルバムCDを分けて考えるのが普通です。そのため、シングルCDとアルバムCDの1位を分けてお伝えします。
それでは、世界で一番売れたCDと日本で一番売れたCDを見ていきましょう。
目次
世界で一番売れたシングルCD
世界で一番売れたシングルCDはビング・クロスビー(Bing Crosby)の「ホワイトクリスマス(White Christmas)」です。1942年に発売され、売上数は5000万枚。
発売された以降もクリスマスがくるたびに大ヒットし、ランキングチャートで1位を獲得していた曲です。ビング・クロスビーはこの曲の前に「サイレント・ナイト(Silent Night)」をカバーして3000万枚の大ヒットさせ、クリスマスソングの王様とも呼ばれています。
ちなみに、「サイレント・ナイト」は邦題が「きよしこの夜」で、キリスト教の聖歌としても知られる曲です。
世界で一番売れたアルバムCD
世界で一番売れたアルバムCDはマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の「スリラー(Thriller)」です。1982年に発売され、売上数は6000万枚。
2位の「イーグルス・グレイテスト・ヒッツ 1971-1975」は売上数5100万枚で、大きく離していてこれからも抜かれることはないでしょう。諸説ありますが、「スリラー」は1億枚売れたという説もあり。
日本で一番売れたシングルCD
日本で一番売れたシングルCDは子門真人の「およげ!たいやきくん」です。1975年に発売され、売上は457.7万枚。
フジテレビの「ひらけ!ポンキッキ」で発表されたオリジナルソング。子どもが好きな曲という他に、世相をうまく表していてその親にも響いた曲だと言われています。
クイズ番組の問題として出されることもあり、日本で一番売れたCDとして知っている人も少なくありません。
日本で一番売れたアルバムCD
日本で一番売れたアルバムCDは宇多田ヒカルの「First Love」です。1999年に発売され、売上数は765万枚。
オリコン集計でシングル、アルバムを通じて歴代最高記録のCDです。
また、「だろう」の部分を「だはー」や「だらー」と歌う曲としても話題を呼びました。