カニは十脚目短尾下目に属する甲殻類の総称。ヤドカリの仲間であるタラバガニやヤシガニは流通上カニとして扱われることもあり、一般的な認識でもカニの仲間と思っている人が多いです。
また、カニは食材でもあり、多くの種類は食用として漁獲され、一部は高級食材。でも、食べられないカニもいて、毒を持つ種類もあります。
それでは、世界一大きいカニと小さいカニを見ていきましょう。
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世界一大きいカニ
世界一大きいカニは日本近海や台湾東方沖の東シナ海の深海に生息する「タカアシガニ」です。現生の節足動物では最大で、足を広げたオスは4mに達するものもいます。
一応食べられ、食用として販売されていることもありますが、水っぽくて大味。食材としての人気はあまりなく、水族館の展示用として飼われていることが多いカニです。
また、世界最大のカニはもう1種類います。
世界一大きいカニとして紹介されることもあるのが、オーストラリア南西部とタスマニア島近辺の海域にいる「タスマニアキングクラブ(タスマニアオオガニ)」です。
タカアシガニは全体的に細いので、ずっしりと重みのあるタスマニアキングクラブのほうが迫力があります。
また、こちらのカニは食用で美味しいと評判ですが、価格は完全に高級食材です。日本に取り寄せた場合は鮮度が落ちてしまうため、オーストラリアやタスマニアの現地で食べるのが一番美味しい状態。
世界一小さいカニ
世界一小さいカニは日本近海やオホーツク海沿岸などに生息する「マメガニダマシ」です。体長は数mmしかなく、小さいものだと3mmを切る大きさ。
また、世界一小さいカニももう1種類います。それが小さいと体長2mm程度の「ホンダヤワラガニ」です。