カブトムシは昆虫の王様と呼ばれることもあり、子どもから大人まで人気のある昆虫。ただし、人気があるのは角のあるオスの成虫で、幼虫やメスの成虫には人気がありません。
ちなみに、角や体が大きいほうがメスからモテます。
また、希少価値のあるカブトムシのセット販売だと100万円以上の値がつくこともあり。希少価値のない種類でもそこそこの価格で取引されていて、飼育して販売する人もいます。
それでは、世界一大きいカブトムシと小さいカブトムシを見ていきましょう。
目次
世界一大きいカブトムシ
世界一大きいカブトムシは中央アメリカから南アメリカの林に分布する「ヘラクレスオオカブト」です。ギネス記録は野生で173mm、飼育で181mm。
2本の大きな角が特徴で、ヘラクレスの名前はギリシャ神話最大の英雄ヘラクレスに由来します。
ちなみに、ヘラクレスオオカブトは幼虫なら1000円前後、成虫は5000円~300万円で取引されています。大きい個体ほど値段が高いです。
また、動画で戦っているコーカサスオオカブトも人気があり、世界最強のカブトムシと称されています。
世界一小さいカブトムシ
世界一小さいカブトムシは日本や中国、朝鮮半島に分布する「ダイコクコガネ」です。ギネス記録には登録されていませんが、体長は20mm程度。
コガネとついていますが、一応カブトムシの仲間でどちらかというとフンコロガシに近い昆虫です。絶滅危惧種に指定されています。
また、同じようにフンコロガシに近い「アブデルスツノカブト」も世界最小クラス。体長は20mm程度で、メスは15mm程度の個体もいます。
ちなみに、世界最大のヘラクレスオオカブトのような人気はありません。そして、アブデルスツノカブトは輸入が禁止されていることもあり、法規制前に輸入されてブリードされた個体を譲ってもらう必要があります。