クワガタはカブトムシに並んで人気のある昆虫。人気があるのはオスの成虫ということもカブトムシと一緒です。
ちなみに、大きな顎を持つ昆虫ですが、カブトムシのように顎が大きいとモテるというわけではありません。体が大きい個体や喧嘩の強い個体がモテる傾向。
また、価格競争もカブトムシより緩やかで100万円を超えるようなクワガタはおらず、20~30万円が上限値。ブリーダーとして高値で売りたい場合はクワガタよりもカブトムシを狙ったほうがよさそうです。
それでは、世界一大きいクワガタと小さいクワガタについて見ていきましょう。
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世界一大きいクワガタ
世界一大きいクワガタは東南アジアや南アジアに「ギラファノコギリクワガタ(キバナガノコギリクワガタ)」です。最大体長は121mm。
ギラファノコギリクワガタはムシキングにも登場し、子どもの知名度はかなり高いクワガタです。
また、「ギラファ」にはキリンという意味があります。
ちなみに、世界一大きいクワガタは同率1位がもう1種類います。インドネシアやマレーシアに分布する「マンディブラリスフタマタクワガタ」も最高体長121mmのクワガタ。
日本でもマンディブラリスフタマタクワガタやギラファノコギリクワガタをペットとして飼うことができます。ただし、マンディブラリスフタマタクワガタの方は好戦的で気性が荒いため、ギラファノコギリクワガタのほうが飼いやすいです。
マンディブラリスフタマタクワガタは自分より大きい虫にも向かっていきます。
また、3位は日本にも生息する「ヒラタクワガタ」です。ヒラタクワガタの亜種である「パラワンオオヒラタクワガタ」が特に大きく育ち、ブリーダーの間ではこのクワガタで大きさを競うことが多くなっています。
ヒラタクワガタも希少が荒く、その亜種がクワガタ相撲で優勝することも多いです。そのため、世界最強のクワガタ(昆虫)といった呼ばれかたをすることもあります。
世界一小さいクワガタ
世界一大きいクワガタは「ヨンネッタイマダラクワガタ(ヤンネッタイマダラクワガタ)」です。体長は2mm程度。
また、亜種であるマダラクワガタは日本にも生息していて、北海道から九州までの標高が高いところに生息しています。このマダラクワガタも5mm程度しかなく、とても見つけにくいです。
マダラクワガタは絶滅危惧種に指定されているとかはなく、飼うことも可能です。でも、クワガタもカブトムシも大きい方が人気があり、話題性もあります。