現代人は柔らかいものばかり食べているため咀嚼回数が少なく、それが虫歯の原因のひとつだとも言われています。
硬い食べ物と柔らかい食べ物があったらどうしても柔らかい方を選びがちですし、忙しいときに時間がかかりそうな硬い食べ物は敬遠してしまいますよね。こちらで紹介するような硬い食べ物は食べる必要はありませんが、たまには硬めの食べ物を食べたほうがいいかもしれません。
それでは、世界一硬い食べ物と柔らかい食べ物についてお伝えします。
目次
世界一硬い食べ物
世界一硬い食べ物は「かつお節」です。かつお節が世界一硬いという話は有名で知っている人も多いでしょう。ただし、よく聞くギネスブックに登録されているというのは誤りで、モース硬度が7~8(水晶やトパーズ)並というのも誤りです。
ちなみにかつお節を改めてかんたんに説明すると、一度焙乾したかつおにカビをつけてさらに乾燥させた食品。
また、削った後のかつお節しか見たことがない人には想像しにくいかもしれませんが、削る前のかつお節は釘を打てるくらい硬いです。
釘を打てるくらい硬くてモース硬度2.5の爪では傷をつけられないので、モース硬度は3~4程度ではないかと言われています。モース硬度が5以上あると包丁やナイフでは傷つけられないですが、包丁で削っている動画もあるため、モース硬度5はないでしょう。
また、硬い食べ物といえば、井村屋の「あずきバー」も有名です。こちらもモース硬度9と言われたことがありますが、釘は打てるけど自身も削れていることから2前後だと推測されます。
ちなみに、他に硬いと言われる食べ物は中国三大食材の「乾鮑(干したアワビ)」や「ジャーキー(干し肉)」などがあります。
世界一柔らかい食べ物
世界一柔らかい食べ物と定義されている食べ物はありません。
候補としては「わたがし」や「ヨーグルト」、「プリン」、「おかゆ(リゾット)」、「ゼリー」などがあがりますが、どれが一番柔らかいかはデータなし。
歯の治療後や親知らず抜歯後でも食べられるものが柔らかい食べ物だと考えるといいでしょう。