臭い濃度測定用ガス検知器のアラバスター。その数値(単位:Au)を参考にした世界一臭い食べ物と日本一臭い食べ物についてです。
ちなみに、アラバスターは日本の若林商店が開発し、B&Hラボが販売した機械。国際基準ではありませんが、臭い食べ物ではしっかりと数値が出るので参考にはなります。
日本でよく臭いと言われる食べ物の納豆の数値は452Au。これを頭に入れて世界一と日本一を見ていきましょう。
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世界一臭い食べ物
世界一臭い食べ物はスウェーデンの塩漬けニシンの缶入り食品「シュールストレミング」です。魚が腐った臭いや生ゴミを何日も放置した臭いがし、少しでも液がついたものは捨てるしかないと言われています。Au値は大台を突破し、8070Au。
2位は韓国料理のホンオフェ(洪魚膾)。ガンギエイの刺身を壺などに入れて発酵させた食品で、強烈なアンモニア臭から口に入れると涙が止まらなくなる人もいます。Au値は6230Au。
臭い食べ物はシュールストレミングとホンオフェが群を抜いていて、3位のニュージランドの3年発酵チーズ「エピキュアーチーズ」のAu値は1870Au。
また、シュールストレミングは輸送が大変で、商品価格よりも梱包や輸送費がかかる商品です。現地では数百円の商品ですが、日本で購入する場合は6000円程度。三幸貿易が輸入・販売していて、それ以外のものは管理などに問題がある可能性が高いため、購入しないほうがいいでしょう。
シュールストレミングの開封・試食動画はたくさんありますが、そのうち2つをご紹介。※閲覧注意
日本一臭い食べ物
日本一臭い食べ物は伊豆諸島の特産品の「くさや」です。くさや液(魚の内臓やサメの頭などを海水に入れて発酵させた液)につけたクサヤモロやムロアジなどを天日干しした干物。
魚が腐った臭いや公衆トイレの臭いだと言われ、Au値は1267Au。納豆の3倍は臭い食べ物ですが、世界一のシュールストレミングはこのくさやの6倍以上だと考えると世界は広いです。一応、世界ランキングだと5位にランクインしてます。
くさやはドッキリなどのバラエティ番組でもよく使われ、臭いのは確か。でも、焼いて食べるところまでいくと食べられるという人も多い食べ物です。