唐辛子の辛さはスコヴィル値(SHU)で表すことができ、唐辛子に含まれるカプサイシンの割合を示した値です。100万スコヴィル以上の唐辛子の品種はスーパーホットと呼びます。
また、1990年代初頭までは35万スコヴィルを超える唐辛子がハバネロとスコッチボネットの2種類しかありませんでした。1990年代以降に開発競争が激化し、1994年には57万スコヴィルのレッド・サヴィナがギネス登録されました。
それでは、世界一辛い唐辛子について見ていきましょう。
目次
【ギネス公認】世界一辛い唐辛子
世界一辛い唐辛子としてギネス記録をもっているのが「キャロライナ・リーパー」です。2013年8月7日に157万スコヴィルで登録され、2017年8月11日に平均値1641183スコヴィルに更新されています。
2011年までギネス記録だったブートジョロキア(ゴースト・ペッパー)にハバネロをかけ合わせて作られた品種。
また、ギネス公式ではありませんが、個体によっては220万スコヴィルを超えるものもあります。
ちょっと想像しにくい辛さなので、参考になりそうなYoutube動画を2つご紹介。
とにかく辛く、なかなかなくならないのが特徴。刺激が強すぎてカニも吐き出しています。
【ギネス非公認】世界一辛い唐辛子
ギネス記録には登録されていませんが、今最も辛い唐辛子と言われているのが「ペッパーX」です。ふさの中で特に高濃度のカプサイシンを作るトウガラシ品種をかけ合わせて作られ、最高318万スコヴィル。(平均も300万スコビル以上)
キャロライナリーパーを開発したエド・カリーが10年かけて作った品種です。開発者が言うには、この唐辛子を試食した人は、体が拒絶したからか吐き出してしまったんだとか。
海外のYoutubeではペッパーXを使ったチップスにチャレンジする動画が上がっています。
ちなみに、このチップスは現在(※2021年10月14日時点)、日本では購入できません。でも、ペッパーXを使ったチリソースは日本でも購入可能です。