世界一硬い豆腐と柔らかい豆腐

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豆腐は中国から伝わってきた食べ物で、「腐」の字には液状のものが寄り集まって固形状になった柔らかいものという意味があります。詳しいルーツは不明で、時代や発明者はわかっていません。

世界的なヘルシー志向や和食が無形文化遺産に登録されるなどによって日本食が有名になったこともあり、日本や中国、朝鮮、東南アジアでしか食べられていなかった豆腐も世界のあちこちで食べられるようになりました。

また、豆腐には種類があり、有名な絹ごし豆腐と木綿豆腐の他に、充填豆腐と寄せ豆腐(おぼろ豆腐)があります。豆腐加工品にはがんもどきや油揚げ、関連品には豆乳や湯葉、おから。

それでは今回は、世界一硬い豆腐と柔らかい豆腐、番外編として臭い豆腐についてお伝えします。

世界一硬い豆腐

世界一硬い豆腐は山形県の郷土料理(伝統料理)の六條豆腐(六浄豆腐)です。豆腐に塩をまぶして天日干しした保存食で、そのままでは硬すぎて食べられません。

カンナやナタで削って珍味として食べる他、お湯で戻して料理に使うこともあります。また、鰹節のように削って用いることから精進節と呼ばれることもある豆腐です。

ちなみに、六條豆腐に対するSNSでの反応はこんな感じ。

https://twitter.com/nyagnya/status/1129587785499697153

世界で最も硬い食品としてギネスブックに登録されている鰹節も削ると食べやすかったり、調理しやすかったりように、六條豆腐も削ったものは食べやすかったり、調理しやすかったりするという反応でした。

ちなみに、六條豆腐の通販はほとんどなく、ネット通販をしていた「六浄本舗」も2021年4月から休業してしまったので入手しにくくなっています。

世界一柔らかい豆腐

世界一柔らかい豆腐は沖縄県の郷土料理のゆし豆腐。豆乳ににがりを加えて型に流し込む前の状態の柔らかくてふわふわした豆腐です。

そのまま食べたり、汁物や沖縄そばに入れて食べたりする豆腐。

ちなみに、ゆし豆腐に対するSNSの反応はこんな感じです。

https://twitter.com/tiida_jun/status/1446698186454695941

ゆし豆腐は柔らかくて優しい味。できたてのゆし豆腐や島豆腐がスーパーに入荷されたときは温かく(アチコーコー)、納品を待っているお客さんもいます。

また、ゆし豆腐は六條豆腐とは違い、ネット通販でも容易に購入可能です。

番外編:世界一臭い豆腐

世界一臭い豆腐は知ってる人も多いであろう臭豆腐。豆腐を納豆菌と酪酸菌によって発酵させた汁(植物の汁と石灰などを混ぜたもの)に一晩程度漬けたものです。元々は豆腐と一緒に野菜などを1週間程度漬け込んだものでしたが、発酵の制御が難しくて今はその製法はほとんど使われていません。

独特で強烈な匂いがし、生ゴミやドブのような匂い。口に入れても臭すぎて食べられない人と食べるとそこまで臭くないという人に分かれます。

ちなみに、臭いの強さを測る機械での数値は420Au(アラバスター)。納豆は452Auですが、慣れていないことや臭さの種類が違うので、臭豆腐のほうが臭いと感じる人も少なくないでしょう。

そして、臭い食べ物は上には上があり、臭豆腐や納豆は全く相手になりません。

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